JA
/
EN

神戸ウォーターフロントアートプロジェクト第1弾

神戸ポートタワー
プロジェクションマッピング

4作品目のテーマは、包摂性という意味を持つ「Inclusion」。
90年代以降、欧米中心の価値観が多方向に分岐し、世界がさらに複雑化した今日において、
様々な文化に対する理解や敬意を求める多様性や包摂性(インクルージョン)が重視されています。
神戸市2025年ビジョンに掲げるまちの将来像「海と山が育むグローバル貢献都市」になぞらえ、
未来へと向かう神戸市のシンボル・意志を表現した演出となっています。
手描きや実写撮影を多く用いており 「なま」であることを大切にしながら制作した
スタイリッシュだけではない、どこか懐かしい表現も混ざった新しい作品です。

実施期間
2023年1月20日(金)~2023年4月26日(水)
矢印
矢印
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【1】旅立ち
01/08
映画の導入を彷彿とさせる手書きアニメーション。
夜空から宇宙へ飛び立つシーンは、新しいマッピング世界への旅立ちを表現しています。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【2】彩り
02/08
ポートタワーを大きなキャンバスに見立てドリッピング。
実際に絵具でドリッピングする様子を撮影し投影しています。
色が次々と加わり混ざり合う様子は、多様性やグローバル性を表現しています。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【3】変容
03/08
ポートタワーが大きな布に覆われ、布の下でうごめきながら形が変化していきます。
お披露目に向けて準備を行う様子、神戸ポートタワーの進化の予兆を示しています。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【4】進化
04/08
神戸ポートタワーの構造をイメージした1200枚におよぶ手描きのアニメーションで、発展していくさまを表しています。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【5】旅路
05/08
神戸の街並みを撮影し、ロール状に展開するアニメーショングラフィックで表現。
高速道路から始まり、神戸市内の街中へと進んでいきます。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【6】神戸シティブギウギ
06/08
モンドリアンのブロードウェイブギウギをモチーフに、神戸の街の俯瞰図をグラフィックに変換。
黒のラインは神戸市の道の形になっています。
音楽に合わせて街が踊っているようなアニメーションをつけ、にぎわう神戸の街を有機的に表しています。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【7】自然の光
07/08
神戸ポートタワーを覆う幕をガラスに見立て、ビオトープのような世界観を展開。
ガラスに包まれた空間に、神戸市の夜の山や森が現れます。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【8】未来への形
08/08
多種多様でポップなオブジェクトが音楽に合わせて上昇しながら次々と広がっていきます。
これからの神戸の可能性について形と色で表現しつつ、輝かしい未来へ繋がっていくようにという思いを込めています。

制作スタッフ

  • シムディレクト・タケナカ
    シムディレクト・タケナカ
    プロデュース
    シムディレクトは、1926 年から映写機メーカーとしてスタートしたタケナカから派生した企画・プロデュース集団。
    シムディレクトのプロデュース力、タケナカの高度な映像技術力とコンテンツ制作力を掛け合わせ、 スペース価値創造を追及する、 Real & Virtual Experience Provider 。
  • 關野 圭一郎
    關野 圭一郎 (せきの けいいちろう)
    クリエイティブディレクター
    愛知県立芸術大学大学院 彫刻領域 卒業。
    「存在の有無」をテーマに、平面から立体、映像作品まで幅広く制作を行う。
    空間を物体として捉え、光も一つの素材として使用するという概念をもとに、空間全体のディレクションを行う。
    現代アーティストとの共同制作も行っており、様々な展示にも参加。
  • 佐藤 亘
    佐藤 亘 (さとう わたる)
    作曲家
    5歳よりピアノを始め、浜松学芸高校吹奏楽コース、大阪音楽大学作曲学部へと進む。
    在学中よりコンピュータによる作曲を独学で始め、フランス印象派の和声感と純邦楽の「間」に強く影響を受け、和楽器と西洋音楽のための作品を多数制作。
    リオ五輪・東京五輪 アーティスティックスイミングやテレビCM、VP、イベント音楽等にて、コンポーザー、アレンジャーとして活動中。
  • 岡本 正稔
    岡本 正稔 (おかもと まさとし)
    グラフィックデザイナー
    2015年よりイラストレーターとして活動を開始。2020年に独立し、フリーランスデザイナーとして名古屋市を中心に様々なプロジェクトに参加。
    デザイナーという肩書きに囚われず、平面・立体・映像等、表現手法を問わず活動中。
    2022年に名古屋市中区千代田にアトリエ兼スタジオ「VIICON」を設立。