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神戸ウォーターフロントアートプロジェクト第1弾

神戸ポートタワー
プロジェクションマッピング

テーマは、イカリ・支え・基点という意味をもつ「Anchor」。
明治期にみなと街を支えた異人館・旧居留地などの歴史的な建物をモチーフにしたレトロポップなグラフィック、
樹齢800年の長き歴史を見守った鷺宮八幡神社(東灘区)の市指定天然記念物「鷺の森のケヤキ」、
街を彩るインフィオラータこうべのシーンが登場するなど、神戸を基点にした物語を描きます。

実施期間
2022年4月29日(金)~2022年8月3日(水)
矢印
矢印
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【1】イントロダクション
01/09
雫が落ち、ゆっくりと広がり、混ざり合う。
ひとつの形にとらわれず、常に移り変わることで、新たな時代がつくられていく様子を表現。
神戸市の9区を表す、9つの赤丸グラフィックなどがイカリマークとなり、神戸基点の物語がはじまります。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【2】インフィオラータこうべ
02/09
花が敷きつめられた道を進むと、ポートタワーのインフィオラータが登場。
神戸の春の風物詩としても定着しているイベントで、暖かな春の訪れを祝います。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【3】鷺の森のケヤキ
03/09
脈動のように線が集まり大きな欅の木がそびえ立つ。
鷺宮八幡神社(東灘区) 市指定天然記念物「鷺の森のケヤキ」をイメージしており、今まで長きにわたる歴史を見守った巨木と新しく植樹された欅に、更なる神戸の成長を重ね合わせています。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【4】レトロポップ神戸
04/09
明治時代に貿易商の住宅として建てられた異人館 風見鶏の館、「東洋にて最も良く設計された美しい遺留地」と称される旧居留地、「帝国の大玄関番たる税関として決して恥ずかしからぬ近代式大庁舎」として建築された神戸税関など、今なお残る歴史的建造物が登場。神戸の開港と繁栄を支えた建築物をメインに、ロマンを感じる写真が広がり、今回特別にデザインされたグラフィカルなクジラが優雅に泳ぎます。歴史と流行が融合する特別な街をアーティスティックに表現しています。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【5】煌めく夜景
05/09
無数の球体が群衆のように動きだし、段々と全体が見えるようになると、そこには神戸の街並が広がる。日本三大夜景・1000万ドルの夜景として有名な街並が一斉に輝き、普段は見ることのできない俯瞰からの煌めく街を一望できます。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【6】自然との共生
06/09
煌めいた街並は、デジタル画像のようなピクセルに包み込まれる。
模様がうごめき、ウォーターフロント周辺のポートタワー・神戸海洋博物館・観覧車と共に、海や山も描き出されます。
日本の大都市としては珍しい自然環境に恵まれた美しい都市であることを表しています。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【7】鉄塔の美女
07/09
ウォーターフロント周辺・海・山のそれぞれの場所からカラフルな線が伸び、迷いなく突き進んでいく。
線はねじれ、巻き付き、ポートタワーのような見た目に変化。
ベールの中で鉄塔の美女がお色直しをしているところをイメージしています。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【8】未来の光
08/09
鉄塔の美女はお披露目に向けて、モザイクタイル状に覆われる。
タイルの奥からは、輝かしい未来を表す光が溢れています。
神戸ポートタワー プロジェクションマッピング
【9】未来へつづく新しい道
09/09
港から帆船やクルーズ船、コンテナ 船が多く出航し、複数の帆船に描かれた記号が繋がると「KOBE」という文字に。
多様な考え方や文化が神戸から発信され、新しい道を作り、輝かしい未来へ繋がっていくようにという思いを込めています。

制作スタッフ

  • シムディレクト・タケナカ
    シムディレクトは、1926 年から映写機メーカーとしてスタートしたタケナカから派生した企画・プロデュース集団。
    シムディレクトのプロデュース力、タケナカの高度な映像技術力とコンテンツ制作力を掛け合わせ、 スペース価値創造を追及する、 Real & Virtual Experience Provider 。
  • 大内 清樹
    大内 清樹 (おおうち きよき)
    インテリアデザインを10年間手掛け、映像を用いた空間演出に興味を持ち、再度大学に入学、その後タケナカに入社。アーキテクチャ的発想から空間と映像を融合させる映像作品に取り組み、CGやVFX、Motion Graphicsなど様々なスタイルをミックスさせた制作を行う。映像制作を中心に、テーマパーク・博物館・店舗などの空間全体の演出をトータルでディレクションする。
  • 佐藤 亘 (さとう わたる)
    5歳よりピアノを始め、浜松学芸高校吹奏楽コース、大阪音楽大学作曲学部へと進む。
    在学中よりコンピュータによる作曲を独学で始め、フランス印象派の和声感と純邦楽の「間」に強く影響を受け、和楽器と西洋音楽のための作品を多数制作。
    リオ五輪・東京五輪 アーティスティックスイミングやテレビCM、VP、イベント音楽等にて、コンポーザー、アレンジャーとして活動中。
  • 志氣 慶二郎
    志氣 慶二郎 (しき けいじろう)
    1998年イラストレーターとして活動を始め、アートディレクターとして、印刷物・映像・アパレル・WEBなどのデザインを手がける。
    2000~2014年には、デザイナーユニット五次元図案構成に参加。
    2015年から自身のデザイン事務所「SLOWSTARTER」を始動し、映画「ブレードランナー2049」「TENET」「DUNE」など、話題の大型作品のパンフレットデザイン等を務める。